Ｗ代表メンバー ～ドイツ代表の２３名～
前回、とりあげたイングランド代表は全員プレミアリーグのクラブに在籍していますが、こちらはまたドイツだけに、全員ブンデスリーガに在籍しているようです。余談ですが、イタリア代表も全員セリアＡです。
自国のサッカーに拘りを持っているということなのですかね。もしかするとそれは、ベースボールで言うところの”野球”と似たような歩みなのかもしれません。……たぶん。
GK
ブット Joerg Butt ／バイエルン･ミュンヘン（ドイツ）
ノイアー Manuel Neuer ／シャルケ（ドイツ）
ヴィーゼ Tim Wiese ／ブレーメン（ドイツ）
DＦ
アオゴ Dennis Aogo ／ハンブルガーSV（ドイツ）
バドシュトゥバー Holger Badstuber ／バイエルン･ミュンヘン（ドイツ）
フリードリッヒ Arne Friedrich ／ヘルタ（ドイツ）
ボアテング Jerome Boateng ／ハンブルガーSV（ドイツ）
ヤンゼン Marcell Jansen ／ハンブルガーSV（ドイツ）
ラーム Philipp Lahm ／バイエルン･ミュンヘン（ドイツ）
メルテザッカー Per Mertesacker ／ブレーメン（ドイツ）
タスキ Serdar Taschi ／シュツットガルト（ドイツ）
MＦ
ケディラ Sami Khedira ／シュツットガルト（ドイツ）
クロース Toni Kroos ／レバークーゼン（ドイツ）
マリン Marko Marin ／ブレーメン（ドイツ）
エジル Mesut Ozil ／ブレーメン（ドイツ）
シュバインシュタイガー Bastian Schweinsteiger ／バイエルン･ミュンヘン（ドイツ）
トロコウスキー Piotr Trochowski ／ハンブルガーSV（ドイツ）
ＦW
カカウ Cacau ／シュツットガルト（ドイツ）
M･ゴメス Mario Gomez ／バイエルン･ミュンヘン（ドイツ）
キースリンク Stefan Kiessling ／レバークーゼン（ドイツ）
クローゼ Miroslav Klose ／バイエルン･ミュンヘン（ドイツ）
ミュラー Thomas Muller ／バイエルン･ミュンヘン（ドイツ）
ポドルスキ Lukas Podolsky ／１ＦＣケルン（ドイツ）
※名前、アルファベット表記／所属クラブ（所属クラブがある国名）
さてさて、今日はドイツ代表です。
欧州予選では、相手が格下ながらも８勝２分と安定した内容でした。またＵ－２１欧州選手権で活躍したエジル、ボアテング、ミュラーといった台頭も著しく、次代のドイツ代表にも大いに期待できます。
エジルはトップ下
ボアテングは右のＳＢ
しかし昨年１１月に自殺したロベルト・エンケの死はドイツサッカーに大きな衝撃をもたらしました。代表がＷ杯出場を果たした後だったので、選手や監督、サポーターたちはみな動揺を隠せなかったはずです。来年はＷ杯がある、これからという時に彼は別な重荷を抱え込み、周りに公言できず悩んでいたのでしょう。
そしてエンケの死はドイツ代表監督、ヨアヒム・レーヴの采配を大いに瞑想させました。彼に代る正ＧＫがなかなか見つからないのです。当初、レネー・アードラーが正ＧＫとして期待されましたが、彼は今年の４月に肋骨を骨折した影響で出場を辞退しました。そこで選ばれたのが若干２４歳のマヌエル・ノイアーです。
ノイアー
しかし今回はＦＷ陣が点を決めてくれるかが、むしろ問題のようです。クローゼは別格ですが、他は代表での得点が余りありません。クラブで活躍していても、代表では結果を出し切れていないのです。因みにクローゼは前回の自国開催だったＷ杯で得点王に輝いています。欧州予選では７得点をマーク。今回の南アＷ杯で再び得点王に輝けば、史上初の快挙となります。
クローゼ
他に中堅の選手で言えば、シュバインシュタイガー、フィリップ・ラームといった選手が居ります。
シュバインシュタイガーは 鋭いドリブル突破から中に切れ込んでのミドルシュートを得意とします。キックの精度が高く”プレースキッカー”つまりＦＫを任されています。
ラームのプレースタイルはスピードのあるドリブルや、クロスとパスの正確さなどに表れています。またボールを受けていないところでのポジショニングも優れたものがあります。
右のＷＧ、シュバインシュタイガー
左のＳＢ、ラーム
今回は、↑↑↑↑ラームが代表の新キャプテンとなったようです。
では、ベテランのあの人はどうしたのでしょう。
実は、バラックはチェルシーでの最終戦で負傷し、Ｗ杯出場が叶わなくなってしまいました。残念ですが仕方ありません。しかし、今季のプレミアリーグでは出場機会が少なくなかったので、怪我をしていなくてもひょっとして選考されなかった可能性はあります。
バラック（中）
なにより、ドイツ代表にはエンケの死を無駄にせず最後まで頑張ってほしい。もちろん、良い結果を残すという意味でも。
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by Taiquibia (2021-03-19 04:27)