歴史的なあの1勝のひとコマです
後半35分。
本田と遠藤のFKで2-0とリードした日本は、長谷部のファウルで相手にPKを与えてしまう。しかし、審判がファウルと判断したあのシーンでは、ベントナーが如何にも長谷部のファウルを誘って自分から倒れたように仕掛けたのではないか。……と、疑って見てた人も多かったはず。
まぁ、今はもうデンマークに勝ったのだから、そんなちっちゃいこと、さほど不満の域には達しない。
私が、このグループステージ第3戦で注目したいのは、その後だった。
ヨン・ダール・トマソンの放ったPKを川島がうまく処理できず得点を与えてしまった。その時に川島は、ピッチの芝を握り拳でどんどんと叩いた。
決勝トーナメント進出をかけて引き分けでもOKのこの試合に、川島は自らの役割として完封することを目指していたのだ。いや、もちろん川島だけではなく、選手全員が「まずはしっかり守る」という意識で気を吐いていた。一点を取られてもまだリードして、しかも決勝トーナメント進出のためには、試合が終わるまであと2点取られても大丈夫な状況だった。しかし日本の守備はこの-1の重みを死ぬほど嫌った。そしてあの川島の口惜しがりよう……。今のチームのメンタリティーを象徴する場面に感じる。
タグ:日本代表、トマソン、川島
2010-06-25 20:29
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